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過去ログ

最新の四方山話
★★★★ 遊馬製作所/SCOPE LIFE 四方山話 ログのようなもの ★★★★


2009.4.30 徳島県F様から、取り付けの様子をレポートいただきました。カラーアルマイトの評価は、両極端で私と現物を目の前に、直接「うーん、いただけない^^;」と評される方ともお会いしましたし、逆に「本当に気に入った」と喜ばれる方もいて、人それぞれです。それにしても、F様デザインのBORGステッカーは、見事ですね。こういうマメな方は、心底尊敬します。さらに、F様にホームページのご案内をいただきましたが、これまた何とも素敵なサイトです。自分だけの愛機を作る・仕上げる楽しさが「ステッカー作り」に込められています。私もお願いしようかな^^;
徳島のFです。この度は、BORG用YUETSU-27gのお届け、ありがとうございました。使用レポということで、簡単にお伝えさせていただきます。画像は使用情景です。
おお、弊社リングもちょっとしたアクセントになっているようです 市販品のステッカーに見える程の出来ですね
 当方、このBORG鏡筒での撮影はほとんど行わず、お手軽観望用鏡筒として、小型赤道儀に搭載して活用しております。
 どちらかというと、このBORG鏡筒にはデザイン性を期待しています。フードにも、自作ステッカーを貼り、自分なりに少し違った鏡筒に味付けしています。デザイン性、その点において、この度のカワセミブルーのリングは機能以上の意味がありました。表面積の割にけっこうインパクトがあります。味のある製品開発、ありがとうございました。

2009.4.29 出張直前まで加工を行い、終了後、夜通しトラックを走らせ、岐阜県へ。天気が良く、車も大きいので、助かりました。さすがに寝ずに一日800km移動は、久しぶりなので疲れました。帰宅後、次の新製品「BORGヘリコイド ステルスAD(仮称)」(愛称T- ITOリング)のテストを行いました。機構としては極めて良好なものの、金属では芸がなく、もう少し改良して、ロットの整合性も熟慮しないとなりません。(すでにヘリコイド側の問題で簡単に取り付かない可能性のある例、ドローチューブ内径の違いも確認済み)
明け方、駒ケ岳SAからみた景色加工機を譲ってもらいましたすきまを詰めすぎると、入れられない人とドローチューブの内径のバラツキの問題があることが判明
4月29日(祝)1:00〜21:00頃の予定で、岐阜県に出張の仕事が入りました。大変恐縮ですが、29日の商品出荷、およびメールの返信はおやすみとさせていただきます。電話は繋がりますので、お急ぎの場合は、ご連絡ください。

2009.4.28 神奈川県笠原様から、BORG101EDカーボン鏡筒化改造、特注部品取り付けの様子をお送りいただきました。うーん、さすが笠原様!人とは違った事をやりますね。YUETSU-27gのアルマイトと同時に出来たので、きれいな仕上がりになってよかったです。これを使っての作品も期待します。
市販品に引けをとらない出来栄え フェザータッチフォーカサーを奢っています モロにカーボン!って感じですね
ど〜も!いつもお世話になっております。笠原です。
土曜日の晩に無事に部品が届きました。恐る恐る箱を開けると怪しく蒼に光るアルマイトパーツが!堪らないですね、この瞬間。全身にアドレナリンが走ります。しか〜し!所用があり、今から出掛けなくては。後ろ髪引かれる思いで家を後にしました。

その日の夜中に家に帰ってきました。はやる気持ちを抑えて、カーボンのカットと穴あけに取り掛かります。ここで焦っては全てが水の泡。レンズセル用のパーツに穴を開け、M4タップを立てます。素人工作ですが、カーボンの筒とセルの加工が無事に終わりました。
相模原にある有名ラジコンショップ(チタンネジ激安です)にて買い置きしておいたロゼットワッシャとチタン皿ねじをあてがい、タップと穴の精度を確かめます。特に問題無く一致します。
”おっっっしゃ〜!”近所迷惑な雄叫びが夜中の2時頃にこだまします。(ご近所の皆さんスミマセン)今日はここまでにしておこう。

数時間しか経っていませんが、朝早く目が覚めました。次は鏡筒内の遮光シート張りに入ります。大きさを測り、適当な長さにさくっとカットして貼り付けます。筒が短いので簡単に終わりました。いつもテストに使っている玄関の鉄線入りガラスにナグラーを装着して向けてみましたが、問題無さそうです。いや〜満足!見ているだけでご飯三杯いけます。

今回は予想以上に綺麗に出来たので150%満足しています。次はカーボン経緯台を作ってみようかと目論んでいます。

2009.4.27 目も回るような忙しいときに限って、トラブルが発生します。プリンターが故障して、納品伝票が出力できなくなりました。今まで何が起きても、対応できるように全二重化していたのですが、トナーの飛散吸入が怖くて、レーザープリンターは処分。安価なプリンターを購入しようと思ったのですが、よくよく考えてみると、FAXとの複合機だったため、FAXも使えなくなった事も判明。泣く泣く新品を購入することに。時間も出費も痛かった^^;複合機も善し悪しですねぇ。
懲りもせず、また同じメーカーを選択

2009.4.26 たまの茶飲み話と併せて、Fさんに納品をしました。販売店勤務時代から色々とお求めいただいているにも関わらず、「これが初BORGなんですよ」と、にっこりされ、意外性にびっくり。日食談義、望遠鏡話に花が咲きました。人に会うと、やはり癒されます。さて、「癒される、はじめて」という繋がりで、香川県ハンドルネーム「明日香 一」様から、「多くの人に天体撮影にチャレンジしてもらおうと、ホームページを作りました」とのご案内をいただきました。アクセスカウンターが140件と言うのは、本当に新鮮で、これからの広がりが楽しみですね。
気軽に天体撮影 http://sakurawan.web.fc2.com/index.html
 
応援します。頑張ってください。弊社の事もご紹介くださり、ありがとうございました。
いじくりまわす楽しさが、ボーグにはあります

2009.4.25 材料卸商に出かけ、帰り道に知人宅へ。そこで出たカップは「ペンション星の家」のものでした。オーナーの清さん、お元気でしょうか。また、知人宅の息子さんは、小さな頃から、天文イベントに連れまわされていたのですが、いつの間にか、立派な高校生。その彼が先日、買ったというアップル「iPOD touch」には、天文イベントには欠かせない存在の「アクアマリン」の楽曲がダウンロードされていました。アクアマリンも結成11年になるのですね。夏も近いのですが、今年もバックオーダーを鑑みるとイベント参加は無理かな^^;ちょっと、ため息です。ふとしたところで、月日の流れを感じる今日この頃です。
星の家のカップは貴重ですねおじさんには、ついていけないダウンロードの世界^^;

2009.4.24 新潟県近藤様から、「BORGしゅう動ベースリング」(YUETSU-27g)取り付けの様子をレポートいただきました。古い機種にも、無事取り付いて安心しました。いつもご愛顧いただき、ありがとうございます。縮小画像ですが、色々読み取れますね。アイピースは、マスヤマですか。うーん、渋い^^;
うーん、かっこいいですね。さすが、近藤さんです。 お世話になります。新潟の近藤です。YUETSU-27g早速装着してみました。鏡筒は1997年製ですが、うまくつきました。今まではドローチューブをなるべく引き出さないように使ったり、植毛紙を切ってクリアランスを詰めるように貼るなどしていましたが、これで神経を使わずに使えそうな感じです。添付画像は装着状況ですが、ミニマイクロフォーカスMMF-1も装着しています(奮発してしまいました)。ご参考ください。あと今後のBORGチューンナップパーツの展開は興味があります。これは!と思ったらまた購入させていただきます。それでは。

2009.4.23 お客様と弊社の間で、荷物をやり取りするのですが、双方共通の「願い」があります。それは、安全確実に届いて欲しいと言うことです。「定型便」の輸送方法を希望される方がいらっしゃるのですが、恐縮ながらお断りしています。あまり、私はお客様に「NO」を言わないのですが、発送に関しましてはご了承願いたいのです。それは、「輸送事故」の発生確率という、動かしようのない経験からそうしています。
YUETSU-27g試作過程での失敗作
お陰様で、望遠鏡業界の片隅に籍を置かせていただき、18年になりました。この間、色々な販売店、メーカーでお世話になり、たくさんの方に商品を発送しました。過去の経験で、色々な業者を利用して出荷しましたが、いわゆる宅配便において「荷物が紛失した事故」は一件もありません。それも大災害、大震災が起きても変わりませんでした。その実績と努力は驚くもので、各社の仕事ぶりに本当に頭が下がる思いです。一方、「定型便」は、正確な数字を思い出せないのですが、5回以上、10回未満の回数、「輸送中に忽然と荷物が消えた事故」というより、事件が発生しています。
COMING SOON
ご存知のように、宅配便には「荷物に対する保険金」がかけられています。「定型便」には、輸送代金(\80〜¥500くらい)分の補償しか付いてきません。お金の事も重要ですが、たいてい、このような事件は、発送後しばらく経過して、お客様のクレームから発覚します。そうなると、もう後手後手で、慌てて宅配便で代品を発送、配送業者に問い合わせ、半日揉めても、返金は数百円で、弊社とお客様間の信頼にまで、大きな亀裂が生じます。それが宅配便を選択することにより、100%の確率で届き、たとえ輸送中、破損事故が発生したとしても、保険のかかっている「宅配便」であれば、お互いリスクがありません。弊社の依頼している宅配便に関しては、今のところ「荷物紛失」がないので、輸送に関し、信頼と安心とお品物を共にお届けできています。何卒、ご理解、ご協力くださると幸いです。
とは言え、、どうしても定型便でないと、死んでしまう、というお客様を放り出すことも出来ません。そういう方には、弊社製品取り扱いの望遠鏡販売店をご紹介しています。定型便でも、そのリスクは店が背負いましょう、というところも中にはあります。ただし、BORGしゅう動ベースリング(YUETSU-27g)に関しましては、現在ロットによる不具合がないか、検証しながら販売中のため、しばらくは販売店での取り扱いは、見合わせております。(販売店に迷惑がかかる可能性もありますので)

2009.4.22 弊社製「しゅう動ベースリング」(YUETSU-27g)が届いたお客さまから、「ブログに掲載しました」とのご連絡をいただきました。丁寧な記事をありがとうございました。とても嬉しく思います。本当はお一人ずつご紹介したいのですが、まとめてのご紹介で恐縮です。それにしても、皆さんのブログが、デザイン・画像共にどれも美しく、思わず見とれてしまいます。三人ともブログを通じた友人だそうです。楽しいつながりですね。
あきGG様 Black Label byあきGG

http://a1000s.blog60.fc2.com/blog-entry-315.html
花助様 とほ・ほ・・ほと@Blog

http://khanasuke.blog1.fc2.com/blog-entry-233.html
不暮虚空様 そらのいおり

http://kurenu-sora.blog.so-net.ne.jp/2009-04-20
よく、「ブログに紹介しても構いませんか」とのお問い合わせをいただきますが、回答として「掲載はお気軽にどうぞ。記事に関しましては、弊社に気遣いすることなく、お客様が感じたことを過不足なく、ありのまま、お書きくださると幸いです。それがインターネット全体の信頼性につながると信じます。ネット上でよく「ペイパーポスト(PayPerPost)の問題」が議論されることもあり、また弊社の場合、経済的な理由もあって、謝礼は何ひとつ出来ず本当に心苦しいのですが、感謝の念と生涯サポートを持って御礼に代えさせていただきます。公平性のため、各ブログへのコメントは出来ませんが、ますますのご活躍を心よりお祈りします」と、お願いしております。ペイパーポストにつきましては、また機会があれば、お話したいと思います。弊社のような、吹けば飛ぶ小さな町工場が、世間の荒波で生きるには、ヤラセや偽装をせず、何より正直で一つずつ丁寧に対応していくしかないと思っています。背伸びしようとしても、大きな資本やたくさんの人員があるわけでは、ありません。たった一人で出来ることを最大限毎日やるのみです。明日は、送料につきまして、弊社のポリシーを記すつもりです。

2009.4.21 同じパーツのネタばかりやっていると、観る方も書く方もしんどくなりますので、ちょっと和み系のお便りを山形県佐藤様から頂戴しましたので、ご紹介させていただきます。星空には素晴らしいロケーションのようですね。観測地候補として、きっと最適なのでしょう。自然も一杯で、機会があればお伺いしたいほどです。喜んでいただき、嬉しく思います。ありがとうございました。
一目で凝り性と判る機材ですね ペンタックスの鏡筒ですか、貴重ですね 出かけるのが、楽しそうですね
昨年、タカハシEM200で使用するアトラクスピラー用のアダプターの製作をしていただいた佐藤です。製作時期が積雪期で観測所への通行が不可能となってしまったため、雪解けを待って赤道儀を設置した状況を写真でお送りします。(写真は主に眼視で使っている10cmの屈折を載せた状態と観測所の全景です。)
添付写真は、趣味のサークル仲間で出資して建設したログハウス(休憩棟)とスライディングルーフが2棟の小さな観測所ですが、周りには野菜や花を植えたり、きのこを植えたりしているほか、もう間もなくすると、すぐ裏手でタラノメやコシアブラなどの山菜が豊富に採れるなど、自然を満喫できるとってもいいところです。
 このアダプターは、強度的にもしっかりしているし、高さ的にもスライディングルーフにぴったり合っているもので、満足できる出来ばえです。今年は観測所に行くのが、さらに楽しみになりました。
非常に良いものを製作していただきありがとうございました。また機会がありましたら、よろしくお願いします。

2009.4.20 BORG 80φ金属鏡筒に弊社製「しゅう動ベースリング」(YUETSU-27g)を装着した際の計測値をお知らせします。鏡筒の使い込み具合によって、効果が異なります。これは、使い込んだ鏡筒としては平均レベルの数値だと思います。「これよりも、もう少し何とかならないものだろうか」思わず、唸ります。新品にクリアランスを合わせると、ヘタった鏡筒では、もの足りない。振れ幅は平凡な数値に甘んじてしまう。→
引き出し10mm時、振れ幅 引き出し最大時の振れ幅 古典的な計測と言わないで^^;
BORG金属鏡筒
標準時
0.5mm 3.4mm
弊社YUETSU-27g
装着時
0.2mm 0.7mm
結果 -0.3mm減 -2.6mm減
テスト条件:定盤の上で、ハイトゲージにより計測。ドローチューブに手で、およそ5〜8kgの荷重をかけ、引き出し量ごとに振れ幅を確認。金属鏡筒は、比較的、使い込んだもの。
しゅう動部(ドローチューブホルダー)内張り →「使い込んでヘたった鏡筒」と「あまり使っていない鏡筒」をどうやって折り合いをつけ、チューンナップさせるか。朝から晩まで唸っていたのですが、しゅう動部内側の植毛紙を眺めながら、ふと、ひらめきました。「磨耗してきた内張りなら、張り替えれば良いのだ」と、いうことで、一気に悩みも解消。すでにお送りしたお客様や、これからご用命のお客様で、使い込んで磨耗したしゅう動部をお使いの方は、ご相談ください。弊社でサポートさせていただきます。また、内張り張替え+メンテナンスも行います。用途(鳥、天体)をお知らせください。

2009.4.19 取り扱い説明書の準備が出来ておりませんので、装着方法につきまして、取り急ぎ、ここで解説させていただきます。
手順1:BORGヘリコイドMを取り外します。
手順2:ドローチューブを引っ込めます。
手順3:鏡筒を立て、ネジを捻じ込んでいきます。取り付け部分のネジに塗装が入っている場合もありますので、その場合は、メスネジ側をよく観察してみてください。捻じ込みが困難な場合には、弊社までご連絡願います。
手順4:ネジが入ったら、ドローチューブを引っ張り上げます。
手順5:ヘリコイドMを装着し、作業は終了です
このリングひとつで全ての問題は解決するには、ちょっと無理があります。(ゆえに続編が出来ると良いと願っています)また、ボーグ側と弊社パーツそれぞれの寸法の兼ね合い、またお客さまの製品使用頻度の違いで、効果に幅があります。明日、参考までに実測値の一例を記す予定です。本製品は、特に用途を決めて作ったわけではありません。お金をもっとかけたり、重量増をしても構わなければ、また別の手段もあると思います。ただ、不便な状態を黙って見過ごさずに、一歩でも前進したい方にいかがでしょうかと言うご提案です。バードウォッチングのお客さまから、「トビモノには、どうですか?」との相談をいただきました。「しゅう動部を軽く動かしたいご希望からすると、逆に重くなってしまうかもしれませんが、ご希望なら個別にご相談にのります」との回答をしました。あっちを立てると、こちらが立たずで、なかなか難しいものです^^;追記:その後「トビモノにも問題なく、使える」とのご連絡が数件の方からありました。

2009.4.18 「しゅう動ベースリング」お申し込みのお客様、ありがとうございました。ご予約の方には、発売日に到着するよう出荷済です。うんちく話をする相手が居ないので、ちょっとお付き合いください。販売店の店頭に私が立っていたら、ニコニコしながら、以下の話をすると思います。
今更ながらですが、実は私も望遠鏡マニアでして^^;私なら、BORGというちょっとクセのある望遠鏡をどう使うかを考えると、2つの方法があると思うのです。接眼部側のしゅう動部を使う方法と、使わない方法。しゅう動部を思い切って使わずに他社製フォーカサーを直付けすれば、そもそもガタがなくなるという手法。これは、実に有効で用途やピントの範囲が確定しているときには、私も単機能に特化させたチョイスで組むと思います。ただし、せっかく買ったBORGのヘリコイドが死蔵、新規接眼部への投資が必要になります。次に対象を目でも見たいし、撮影もしたい。ピントの範囲も近距離から無限まで、様々な使い方を鏡筒を組み替えずに気軽に使いたい。こんな使い方には、やはりしゅう動部を使う方が便利です。↓

ひらめいて、気が急いて、木っ端微塵になった第一試作^^;
BORGという望遠鏡は、昨今の海外製ハイクオリティ、ローコストの望遠鏡と比べ、今となっては見劣りするかもしれません。しかしながら、BORGの真骨頂は、「多様性」にあります。ユーザーのあらゆる愉しみ方を許容するキャパシティーを持っています。本来の問題点から目をそらすことなく、しゅう動部の持つ利便性、可能性をもっと見てみたい。そんなことから、困っているユーザーの多い「しゅう動部とヘリコイドに真っ向からチャレンジ」したのです。しかも、こづかい程のユーザーコストで何とか問題を改善したい。これが苦闘の始まりでした(続く......かも)

2009.4.17 お陰様で、朝からお問い合わせの電話や「ブログに紹介しても良いですか」などというありがたい連絡を頂戴しました。昨年あたりから、子供の世話やお客様へのメール対応と製作だけに追われて、一日を過ごすことが多くなり、ネット上の掲示板や各社サイトのチェックをする事がほとんどなくなりました。そのため、世の中の事情には疎くなり、仙人に近い状態です。さて、肝心の商品名ですが、悩みに悩んで以下のように致しました。商品ページの制作が追いつかず、まずは下記の情報でご注文を承ります。製作所の看板を掲げておりますので、自分で作ったパーツが正しくお客さまの下で仕事をしてくれるか、最後まで見届けたいと願っています。何かありましたら、些細なことでもご連絡下さいませ。いつでも、フォローさせていただきます。
単体の画像を撮影するのが、下手で上手く撮影できません 雰囲気が一変しますね
リング装着前 クリアランスあり リング装着後、隙間が埋まっています
●新製品 SCOPE LIFE 「BORG しゅう動 ベースリング」(愛称「YUETSU-27g」)
●重量:27グラム●外径:80.3mm●所要光路長:10mm●材質:アルミ合金
●表面処理:カラーアルマイト>カワセミブルー (違うって突っ込みは受付不可^^;)
●機能:トミーテック製 BORG80φ金属鏡筒ドローチューブホルダーとドローチューブ内筒とのクリアランスを実用的な最小限に減少させ、レンズ光軸の基線軸を作るリング(単体でガタをほぼゼロにするよう試作をしましたが、機密性が高まりすぎることと、ロットにより入らなくなるので、これ以上を追求する方に、後日追加パーツを出すことも検討中)
●価格:¥4286(税別)
●発売日:2009年4月19日(友引)
●お申し込み:E-MAIL  [email protected]から、受付
●お支払い:後払い、商品到着後、納品書記載の口座まで振り込み願います
●送料:宅配便の実費のみ(発払)
本製品を使用する上でのご注意
●長期の紫外線照射により、色褪せが発生する可能性
●ドローチューブ内筒との摩擦面に青色が付着する可能性
があります。あらかじめ、ご了承願います
2009.12.16追記↓
●10年以上前の製品で、ドローチューブ外径が太く、入らない事例が一件確認されています。その場合(外径72.8mm以上)は、ドロチューブを弊社にお送りください。
2016.10.24 追記
●ドロチューブホルダーDX [7780]には、取り付けできません。旧型ドロチューブホルダー[7749]専用パーツとなります。なお、在庫なくなり次第、生産完了となります。在庫僅少です。
●お得な新製品:「YUETSU-ITセット」特価¥8148税別
弊社「しゅう動ベースリング(YUETSU-27g)」と「ヘリコイドMサポートAD(ITリング)」をセットにしたものです。セットで使うことにより、BORGφ80mm金属鏡筒が、手に馴染む道具に生まれ変わります。特にヘリコイドMの動きの渋さに悩む方には、激しくおすすめします。

2009.4.16 「冷静に書かなければいけない」「いいことばかり書いて、お客様に期待させて買ってから、がっかりさせてはいけない」「スペックや測定値は、敢えて低めに記して、着実に性能を守ろう」と思いつつ、やっぱり苦労して作った分だけ思い入れも人一倍。電話がかかってくると、喜んでウンチク説明してしまう軽薄さ。我ながら、呆れます。さて、商品名はどうしたものか。お客様に「YUETSU-27Gとか、どうですか」などと言われると、予告記事はインパクトのあるキャッチコピーだったのかと、恥ずかしくなりました^^;ちょっと、大げさに書きすぎたかな。でも、これ単体でも機能しますが、続編のパーツを順次組み立てることで、完成なんです。続きを出せるかは、このリングの売れ行き次第^^;ただ、ボーグをビシッと決めるには、このリングが基本になることは、間違いがありません。なお、取り付けに関して、BORG80φ金属鏡筒発売当初から最新ロットまで、ほとんどをカバーするよう留意しつつ製作しましたが、万が一、固い、渋い、ネジが入らないなど、不具合に関しては、全て弊社が責任を持ってサポートさせていただきます。ご安心ください。
追記:急に電話のお問い合わせ、ご予約が入るようになりましたので、数日以内に正式発売する予定と致します。
ご予約一番乗り:群馬県M様、ありがとうございました。

2009.4.15 東京都OO様から、笠井トレーディングNERIUS-127EDT 対物レンズ+BORG125アクロマート鏡筒接続のレポートをお寄せいただきました。 面白いですねぇ。「スーパー オズマ状態」と言うところでしょうか。痛快という表現がぴったりです。口径5インチクラスが車以外での可搬性を持ってしまう軽快さ、これは今までにないジャンルだと思います。こんな見事な改造を良く思いつくものだと、驚きましたが、OO様は顕微鏡の世界では大家でありまして、素晴らしいホームページをお持ちです。顕微鏡ファンには、価値ある情報満載です。始めから、ただ者ではないと拝察しておりましたが、さすがです^^ところで、トップページに新製品予告しました。お楽しみに。
脱、車の観望機材の究極かもしれません しかし、すごいですね。驚きです
OOです。ネリウス127EDT-BORG125接続リングを早速使用してみましたが、軽量で非常に美しい仕上げになっていて、しかもしっかりと接続できて申し分ありません。

この接続リングは2つの利用方法を考えていて、一つは、ボーグ125のフードの先に接続する使い方です。この場合、ケラレもなく有効径をフルに活かすことができます。もう一つはフードを利用せずに接続し、80mm径鏡筒か接眼部の延長によってピントを出す方法です。こちらは有効径が少し小さくなりますが、このレンズは周縁部でP-V値が大きくなるような凹凸がありますので、これを隠す上でも好都合です。また、バランスもよくなります。それぞれの接続状態の画像を添付します。軽量な三脚に載せることが可能です。
いつも望遠鏡の状態確認に用いている避雷針に向けてみましたが、合焦の問題もなく、気持ちのよい明快な像を観察することができました。リング部分はアルマイトですので、内面反射がいくぶん大きいです。
この部分は植毛紙処理することとします。フードは紙筒とスポンジで製作する予定です。色は白で統一したいですね。
澄み切った空のもとで存分に観望するのが楽しみです。
本機はとりあえず、ネリボーグと呼ぶことにしました(^^;

今回、たった一通の簡易な図面を送付しただけで、当方の要望を正確に読み取り、期待以上の品物を製作下さいましたこと、心から感謝しております。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。

2009.4.14 神奈川県ON様から、弊社MA-2typeTVの取り付けの様子をご連絡いただきました。美しい画像と、そつのない架台との組み合わせで、センスの良さが伺えます。また、ON様のブログ「気楽な毎日」のここに弊社の紹介をしていただいています。TeleVue85鏡筒ですか、いいですね。私の知る限り、小型屈折の最高峰の一つだと思います。
まるで、広告カのような、美しい画像です。 ONです。本日、MA-2typeTV受け取りました。迅速な発送、ありがとうございました。MA-2typeTVですが、テレビューの鏡筒バンドに取り付けるとき、ネジがきつかったです。その理由ですが、どうも塗装の厚み分だけ穴の間隔が狭くなって、ネジが穴の壁に接触したための様です。一度取り付けた後は、ネジ込み易くなりましたので、使用に問題はありませんでした。

添付いたしましたのは、使用状況です。双眼装置を付けるとF2経緯台でフリーストップの状態が得にくく、F2経緯台のフリクション調整ネジをきつく締めていたのですが、MA-2 Type TVのお蔭で、誠報社のNZ経緯台(基本はビクセンのHF経緯台です)と使用すればバランスが取りやすくなりました。これで双眼観望が一段と楽しめるようになりました。便利なプレートの製作、ありがとうございました

2009.4.13 猫の目って、じっくりと見たことがなかったのですが、友人の猫をまじまじとみて、良く出来ているものだと感心しました。眼球を横から見ると、もの凄い透明感があるんですね。まるで自然が作った芸術品です。さて、話は変わって、BORG80φ金属鏡筒の基本性能を高めるパーツの仕上がりが目前となりました。このパーツを使う事により、誰でもBORG対物レンズの性能を余すことなく引き出せます。シンプルだけど誰もが納得のチューンナップパーツとなっています。社運をかけた(?)^^;入魂の一品です。仕上げは、ちょっと冒険しちゃいました。吉と出るか、凶とでるか。さて、......
ちょっと、こわい〜猫と遊んでいると、時の経つのを忘れますねぇ。

2009.4.12 フジノン株式会社製40X150ED-SX大型双眼鏡に他社製ファインダー台座が付くようなプレートを製作しています。複雑な三次元曲面なので、どうするか悩ましいところです。実機を所有している友人の協力で、とりあえず、型を取りました。販売店勤務時代に良くお客様に「他のメーカーのファインダーを付けたいのですが」と、言われていたものの、手も足も出ずに申し訳なく思っていました。10年以上前からの課題が、ようやく解決できそうです。さて、ところで、フジノンのサイトに「フジノン天文倶楽部」というコーナーがあるのは、ご存知でしょうか。同社社内に天文ファンも多いそうです。いつかお会いしたいものです。これからも頑張ってください。天文機器から撤退するメーカーが多い昨今、弊社は微力ながら、パーツを作りつつ応援したいと思います。
とりあえず。ワセリンを塗って型取り中です

2009.4.11 五藤光学研究所製6cm屈折赤道儀のシステム化が完成。やはり、今まで汎用性がなく、色々な鏡筒を搭載できなかったものが、こうしてシステム化されると新しい赤道儀に生まれ変わったようで、嬉しく思います。
五藤光学 6cm赤道儀の最終モデルだそうです

2009.4.10 気温がグンと上がり、桜前線がスピードを上げて北上しています。自然と機材が写った画像は、とても見ていて楽しく、それぞれの個性が出た作品になるので、いつか機会があれば「機材のある風景」的写真展でも公募したいと思っています。トップページにも、所沢市のTY様の画像を掲載させていただきました。


2009.4.9 ビクセン「日食グラスseg」が入荷。早速、試してみました。同社が相当気合を入れて開発したという高品位遮光プレート「ソーラープロテック」の実力は→太陽の色合いは黄色系で、目に優しく自然な感じがします。仮面舞踏会の仮面のようにも見えるのですが、紫外線、熱線など目に有害な光は眼科専門医監修の元、ビシッとカットされているそうで、7月の日食までにぜひ1枚は持っておきたいアイテムです。在庫あります。お早めにどうぞ。
日食・太陽の観察に最適
ビクセン 日食グラスseg  売り切れ
太陽・日食観察ガイドブック付き
安全に目を痛めずに見ることの出来るグラスです。
日食間際には売り切れ必至です。お早めに!

2009.4.8 桜満開です。そんな中、ビクセンに出かけてきました。「せっかくですから、社内にある桜を見て行きませんか」と特別に見学をさせていただきました。幾度となく伺っているはずなのですが、桜が開花しているときは初めてで、陽を浴びて輝く桜は、それは見事なものでした。「社内お花見もしたんですよ。うちの社長のブログにもありますけど」と、言われ「えっ、社長さんブログやっているんですか」と思わずびっくり。早速、拝見したところ、なるほど見事なブログでビクセンの成長と継続が理解できました。お人柄が良く判ります。社員は幸せですね。
満開のビクセン桜

2009.4.7 福岡県TM様から、弊社TS→VFA ADのレポートをお寄せいただきました。ちょっとした小物ですが、やはりファインダーの変倍と取り付け取り外しが簡単に出来ると便利ですね。ミニボーグと弊社パーツの組み合わせは、幸せになる近道です。
タカハシFS-78+アストロF脚+ミニボーグというところでしょうか おお、結構かっこよく決まっていますね^^
TMです。本日TS-VFA ADを受け取りました。
メールでの的確な説明と添付のネジ類のお陰ですぐに使うことができました。お心遣い感謝します。

TS-VFA ADのおかげで、組み立ての手間が減り、またいろいろなファインダーを選んで使うこともできそうです。添付の写真はミニボーグを広視野ファインダー代わりに付けたものです。ありがとうございました。

2009.4.6 たくさんの人の考え方、楽しみ方、価値判断の多様性があるから、世の中は成り立っています。それぞれを認めて、その中でどのようなフォローが出来るかを日々研鑽しているつもりです。弊社の仕事で言えば、特にパーツの互換性やロットによる製品のバラツキに関しての整合性をまとめるには、頭から煙が出そうなほど、唸ったりします。と、偉そうな事を書いていますが、実際にはまだまだ修行不足で、毎日あたふたしているのが実情です^^;


2009.4.5 最も悩む仕事は何か。そう聞かれたら、「初めて購入する望遠鏡の相談」と答えると思います。その人の好み、予算、目的、年齢、ロケーション、移動手段など、お客様によってライフスタイルからして、出発点が異なります。メールや電話など、出来る限り、お客様とお話して、希望をお聞きしています。場合によっては、その分野ではとても詳しいショップを紹介したりもします。趣味の世界では百人居れば、百通り以上の楽しみ方のスタイルがあります。その一人づつに最適な望遠鏡をお勧めするためには、お客様と共に真剣に悩まなければ、良い買い物は出来ないのではないかと思います。

友人に聞いた話ですが、粗悪望遠鏡を糾弾する運動があるそうで、それはそれで有意義でしょうが、私の経験では、どんなに良い望遠鏡を買っても、あるいは逆に架台がグラグラの望遠鏡を購入しても、「趣味を辞めてしまう人、休み休み継続する人、ずっと興味を継続する人」に分かれてしまいます。何の世界でもそうですが、「ピラミッド状の生き残り図式」が形成されます。すでに長くやっている人達は、その生存競争に生き残ってきたわけです。その生き残り組のほとんどが、凄い機材で入門した訳ではありません。むしろ、今のコアなマニアは、粗悪機材と戦いながら、技術向上という価値ある時間を過ごしてきました。ですので、機材の善し悪しの一面だけで、辞める人が多いと言うのは、早計かもしれません。(粗悪品を肯定する訳ではありませんし、運動をされておられる方には敬意を表します)

「良い望遠鏡を入手すること」が目的なのか、あるいは「見たい、撮りたい対象を楽しむために入手したい」のか、これも人によって、価値が異なります。私も恥ずかしながら、対象そっちのけで、機材入手欲にかられた時もありました。ですので、その価値判断も理解できます。ただ、やはり「対象を楽しんでいる人」が、最終的に最も強く、たくましく生き残っています。弊社のお客様で、ミニボーグ50天体セットを購入した親子がその例でもあり、低予算でいかに楽しむかの工夫を一緒に悩みました。三脚は中古の格安を入手、微動装置は簡易型を製作しました。木星表面に縞模様を発見した一喜一憂の報告に目尻が下がりました。先日、「次のステップは何でしょう」と相談が来たときには、本当に嬉しく思いました。

趣味として、続けるための要素の一つは、機材にもありますが、今まで長く継続してきた方を拝見するにつけ、「対象物そのもの」への興味、探究心こそ機材の優劣を跳ね返す原動力になるのではないかと感じずにはいられません。メディアや生き残りの諸先輩は、初心者に向けて、機材のアドバイスも良いのですが、「この対象は、こんなところが面白い」ということを伝えてあげることも同時に行った方が、より効果的な「楽しみの発見」につながるでしょう。初心者にこそ、「いかにこの趣味が面白いか」のプレゼンテーションが必要だと思います。続かない原因の本質が、そこにあるはずです。だって、面白いことが判れば、やめられないでしょ^^;たくさんの方のお手伝いをさせていただき、そのことをお客様から教えていただいたように思います。

我田引水ではありますが、私がなぜパーツ製作に携わる事になったかと言うと、「お客様の困った」を出来る限り解決したかったことに尽きます。販売店、メーカーの製品はそれぞれ見事ですが、お客さまの全ての希望を満たすことは困難です。それに応えるために「ネジ一個からお手伝いします」と言うことを仕事としています。もし、不幸にして粗悪望遠鏡を買ってしまった方がいらしたら、弊社の門を叩いてみるのも一手です。全ての問題を解決出来るかわかりませんが、一緒に困難を乗り越えましょう。お客様が諦めない限り、私も粘り強くお付き合いいたします。

2009.4.4 住まいと実家を往復する30年以上使っている自転車。老朽化が進み、サドルが上手く固定できなくなり、困っていました。父に相談すると、1秒で即答「タップ切って、固定すれば」なるほど、気が付かなかったなぁ^^;
シートチューブにサドルを直接ビスどめ

2009.4.3 テストで望遠鏡を覗いていると、「見えている」のか、「見ている」のか、という意識に悩みます。これは、意外と難しい問題で、ちょっと哲学的な感じすらします。あまり強く意識をしないで(ボーッとしていても)見えてしまうものと、脳をフル回転されながら、自分のセンサーである視覚や知識を総動員させて見るのでは、違いがあります。「見えていなかったもの」が、「見えてくる」事が多々あります。でも、それも気の持ちようなのかと、疑ったりもするときりが無く、望遠鏡を見ながら唸らずにはいられません。二重星や惑星の細部を見るときも同じようなジレンマに陥りがちです^^;

2009.4.2 BORG101ED金属鏡筒をカーボン鏡筒にするチューンナップの切削加工が終了。あとはアルマイトに出すことになります。ところで、まだ桜が満開になりません。さいたま市近辺で五分咲きくらいというところでしょうか。近年の中では、かなり遅い満開になりそうです。
出来上がってきたボーグ カーボン鏡筒化計画

2009.4.1 弊社光学用黒つや消し塗料をご用命の神奈川県 鈴木邦彦様から、ホームページ「月面の色彩について」をご案内いただきました。以前から、私も月面の色彩豊かな美しさに心惹かれていたので、大変感銘を受けました。私の経験では特に下弦の月のときに、色合いが良く判る気がするのですが、いかがでしょうか。鈴木様のようにテーマを持って趣味を追求するのは、長続きするコツですね。また、金属加工の腕も見事なものです。弊社の出番はありませんねぇ^^;
鈴木邦彦様撮影 月面の色彩画像

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